2024年06月05日

今だから言える昔話2

ロサンゼルスの駐在員が、1999年にVintage Computerを始めました。それはこの地で、日本ではなかなか手に入らないMac用のレア物、パーツが入手できたから。試しに、ネット上で個人売買してみると結構な反響。それならばと本業にしたわけです。どんな場所で何を見つけたのか。今回はそれをご紹介します。

1. コンピュータースワップミート
広大なパーキングの敷地に、週末コンピューター関連の蚤の市が開催されていました。月1回のイベントですが、各地で開催されており、ほぼ毎週開催されていました。そこには、Old Mac、Apple iI、関連パーツが多数、しかも非常に安価に販売されていました。128K, 512K, SE/30のコンパクトMac、IIci, Quadra 700などのデスクトップ、Macintosh Portableなんかも時々ありました。デスクトップ機には、Turbo 040やPowerPC のアクセラレーターやNubusビデオカードが装着されていることも多く、お宝探しが楽しかったですね。また、GSキーボードやApple Keyboard I/II なども多数ありました。正常に動作するかどうかの保証もないのですが、構わず購入して修理したりしていました。他では手に入らないものも多く、これが一番の動機になりましたね。

2. eBay
ご存知eBay オークション。今でこそ当たり前ですが、1999年当時はまだまだ知名度も高くなく、思いがけないお宝を安値で買えることもありました。実はこれを見つけたのが、駐在員としてカナダに出張中の時でした。昼休みの暇な時間に、拠点のコンピューターでネットサーフィンしていた際にたまたま見つけました。え!? こんなものがこんなに安く! 帰ってから、じっくり見て早速入札。当時は、支払いはマネーオーダーが主流でした。郵便局で小為替を購入して、売主に郵送していました。今では考えられませんが、当時はeBayもそんな形で動いていたんです。

3. メモリー
Macショップやメモリー専門店でMac用メモリが売っているわけですが、これが日本に比べて大幅に安い! 当初は普通に小売価格で仕入れても、十分に利益が見込めました。

今ではコンピュータースワップミートも各地で終了、現在は唯一残っている所に月一行ってますが、昔のような掘り出し物はなかなかありません。eBayも参加者が多くなり、相場まで上がってしまいます。メモリーは現行機種ではほぼ増設不可となってしまいました。あの当時だから、やれたんだなと思います。

vintagecomp at 12:41│Comments(0)USA 

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