2024年06月21日

お休みにならない祝日

昨日に続いて、米国の祝日のお話です。
民間では、連邦の祝日でもお休みとならない場合があると書きました。独立記念日のような重要なお休みは、特別な理由がない限りお休みとなります。しかし、マイナーな祝日は、むしろ休みでないのが普通の場合もあります。昨日のJuneteenthはその代表例ですね。
では、最もお休みにならない祝日はというと、最近ではコロンブスデイではないかと思います。10月の第二月曜で、コロンブスのアメリカ発見を祝う日となっています。お気づきの方も多いと思いますが、ネイティブアメリカン(いわゆるインディアンですが、最近はこの呼び方もまずい)にとっては発見でもなんでもないわけで、迫害の始まりでもあるわけです。私が渡米した頃は、このような声はあまりなかったと思いますが、最近はこの日をお休みにしている民間企業はあまりないと思います。
そういえば、日本でもMrs.GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のPVが炎上した騒ぎがありましたね。問題の根っこは、同じと言って良いでしょうね。
そういう意味では12/25のクリスマスも祝日ですが、キリストの生誕を祝う日ですから微妙ですね。以前は普通にメリークリスマスと挨拶していましたが、今ではハッピーホリデイの挨拶です。ただ、こちらはアメリカ人にとって非常に重要な祝日として定着していますから、この日がお休みでなくなったりする事はなさそうです。
お休みも、色々と難しい時代になったものです。


vintagecomp at 13:25│Comments(0)USA 

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