2024年07月18日

やれば良かったのか?

今だから言える昔話 シリーズで、PowerBook 2400c 96MB とMacintosh IIfx 16MB のVintage Computer オリジナルメモリについてご紹介しました。IIfx用メモリは成功したプロジェクトとも言えなかったので、オリジナルメモリの開発は、これで打ち止めとなりました。
今思うと、もう少し行けたのではないかとも思います。例えばPowerBook 100用、PowerBook 140/170用 6MBメモリとか、PowerBook 180c用10MBメモリ、PowerBook 1400用48MBメモリ等が思い浮かびます。これらはいずれも最大容量メモリで、現役当時には大変高価で販売数も少なかったのです。それ故、販売終了後も入手困難で、中古を見つけられても結構高価でした。とは言え、最低生産量の300をクリアできるかと言えば、それはなかなか難しかったかもしれません。
ちなみに、PowerBook Duo用ハイスペックメモリのデッドストック品を大量入手したことがありました。これも2005年のことでした。これも良い調子で売れましたが、最後は売れ残ってしまい、最終的に米国内で一括販売しました。そういうこともあるので、踏み切れませんでした。

などと思ったのが、最近古いPowerBook の最大メモリを新規制作して販売しているのを見かけたからです。流石に今更売れるのか? おそらく、最低生産量はグッと少なくて良い方法をとっているのでしょうね。



vintagecomp at 10:58│Comments(6)往年の名機/パーツ 

この記事へのコメント

1. Posted by Macgogo   2024年07月18日 12:00
PowerBook 140/170用 4MBメモリの中古は比較的安価に見かけました。基板が6MBメモリと同じだったので、4MBメモリを2枚買い、ICを半田ごてで移植し6MB化して使いました。PowerBook 140はコプロの追加とクロックアップでPowerBook 170相当(液晶以外)にして手を掛けたのは良い想い出です。
2. Posted by Z61p   2024年07月22日 08:32
2400cの96MBメモリは日本国内のメーカーもやっていた記憶があります。その辺りも影響していたのではないでしょうか。

当時はユーザーの中で行動力や影響力を持った方が企画やアイデアを出して、メーカーや販売店が製品化や商品化する事が多かったですね。自分もPB2400c関係のそういった製品を幾つか書いました。
3. Posted by Muto@VC   2024年07月22日 09:41
Macgogo 様
レアメモリでは、そういう手法もありましたね。そういうのも楽しかったですが、最近はそういう楽しみがなくなりました。
4. Posted by Muto@VC   2024年07月22日 09:46
Z61p様
当時、既にその日本メーカーのメモリもとっくに販売終了となっていましたので、復刻した形になります。2400cメモリについては、お陰様で完売して成功でした。
https://vintagecomp.livedoor.biz/archives/52053183.html
5. Posted by Z61p   2024年07月23日 08:02
>>4
復刻だったのですね。完売という事は、VCさんが復刻されて助かったという方が多かった結果だったのではと。
6. Posted by Muto@VC   2024年07月24日 09:26
そうですね。以前は販売されていた96MBメモリが今はもう手に入らない、という声があったので復刻しました。
復刻と言っても、そのメモリをコピーしたわけではなく、96MBメモリの製造は可能という情報のみで新規開発しました。

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