2025年06月03日

G3用のメモリ

久しぶりにPower Mac G3用のメモリが売れました。そこで改めてG3用のメモリのTipsをお届けします。以前は定番のTipsでしたが、最早忘れられているのでは。ググってみましたが、ほぼ情報は見つかりませんでしたし、間違った情報も見つかったので改めて。
該当するのは
Power Mac G3 ベージュ, Blue & White, G4 PCI (Large Dimm)
PowerBook G3 Wall Street, Lombart, iMac G3 233-333 (SODIMM)

これらのモデルはスロット当たり256MBメモリが最大です。ピン数、サイズ、クロックが適合するメモリならなんでも良いかというとそうではありません。むしろ、入手可能で物理的に装着可能なメモリの大半は適合しません。Power Mac G4 AGP以降やPowerBook G3 Pismoのメモリはピン数、サイズ、クロックが適合しますが、認識しません。128bit メモリと256bit メモリの転送幅の違いがあるためです。ラベルにその旨表示されていれば良いのですが、表示されていない場合の良い見分けかたがあります。
メモリチップ8枚で片面実装なら256bit メモリ、メモリチップ16枚で両面実装なら128bit メモリです。実は稀に例外もあるのですが、概ねこれで見分けられます。
ちなみにメモリチップ32枚の亀の子実装なら512MBメモリも認識します。ただし、最大メモリ1GBの制限があるので、4スロットのG3 Blue & White にはあまり意味がありません。G3 ベージュなら、512MB 1枚と256MB 2枚で1GB達成可能ですね。ノートブックは恩恵が大きいですが、スペース的に無理そうです。

256MB PC100/66 SDRAM 128bit Large DIMM 3,980円
256MB 144pin SODIMM 128bit SODIMM 3,800円

こんなメモリを今でも販売しているのは、Vintage Computer ならではです。

vintagecomp at 09:33│Comments(0)Mac | テクニカル

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