2026年05月09日

時代を先取りしすぎたApple 製品 - Lisa

先日の「Apple Vision Pro 開発中止?」の記事で、

20年後くらいに、「当時のVision Proは時代を先取りしすぎていたね」なんて言われるようになっているかもしれませんね。

というコメントをいただきました。そうなるためには、後にその分野の製品がヒットする必要がありますが、果たしてどうなりますか。過去にはApple が時代を先取りしすぎた製品がいくつかありました。それらについて、数回にわたり振り返ってみたいと思います。

最初は、Lisa です。

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1983年にデビューした史上初の市販されたGUI コンピューターです。なんといっても初のGUIですから、歴史的価値は高く当時の評価も高いものがありました。しかし、いかんせん$9,995(当時のレートで約235万円)は高すぎました。大きく重い筐体も、気軽に扱えるものではなかったですね。
1年後には、Macintosh 128Kが発表されLisaの立場は微妙なものになりました。Lisaの開発においては、ジョブズが度々難題を要求、開発陣はジョブズが足を引っ張っているとして当時のCEO スコットに泣きつき、Lisaの開発から外されてしまいます。そこでジョブズは社内のMacintosh プロジェクトを乗っ取り、Lisaを抹殺するような製品に仕上げました。結果、Apple はLisaの大量の在庫を廃棄するという非常にもったいない結末を迎えます。
Lisaよりも圧倒的に安く、コンパクトで軽いMacintosh 128Kは発売時には熱狂を持って迎えられました。しかし、メモリ128KBではできることが限られており急速に販売は低迷。Macintosh が人気商品として確固たる地位を築いたのは、1986年のPlus の登場を待つ必要がありました。
Lisaは5年早すぎた製品とも言えるわけですが、Lisa あってこそのMacintosh の成功とも言えます。

高すぎ、デカすぎ、重すぎ、Vision Pro に通じるものがありますね。

vintagecomp at 09:36│Comments(0)往年の名機/パーツ 

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