往年の名機/パーツ

2026年08月22日

日本で発売されなかった Macintosh XL

昨日のPower Macintosh G3 All-In-One で全て網羅したと思ったのですが、忘れていた機種がありました。

XL













発売は1985年1月。Plus の発売の1986年1月の1年前です。Macの日本発売はPlus からですから、当然日本では発売されていません。純正メモリで最大1MB、サードパーテイーのメモリで最大2MBまで拡張できたので、日本語環境にも対応可能なハードを持っていました。

Macintosh の発売で、売れなくなってしまったLisaを処分するための苦肉の策がMacintosh XL だと考えられます。Lisa 2/10 にMac OS に対応させるためのソフト MacWorks とMac OSをバンドルさせたのがMacintosh XL だと理解している方もいるかと思います。実際には、Lisa OSとMac OSの解像度の違いを補正するために、ROMとブラウン管周りのパーツが交換されています。これはMacintosh XL Screen Kit として販売されたので、LisaをMacintosh XL に改造することも可能でした。
512Kと比べて優位性のあったMacintosh XLもPlusの発売で優位性も薄れてしまい、大量のLisaがスクラップになったと言われています。これはもったいないですね。
Mac が日本進出する前夜に、このようなドラマも起きていました。

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2026年08月21日

日本で発売されなかった Power Macintosh G3 All-In-One

米国で教育向けに販売されたMacです。日本未発売。

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ロジックボードはPower Macintosh G3 ベージュと全く同じです。Power Macintosh G3 ベージュをモニター一体型にしたマシンです。左側のスロットは、米国で広く使われていたZip ドライブです。
当時としては最速マシンを一体型にしていたので、一般向けに販売したらそれなりに人気があったのではないかと思います。Vintage Computer でも数台販売しましたが、とにかく重かったですね。
その後iMac の発売により教育向けの役目もiMacに引き継がれ、短命マシンとなりましたので、米国でもレアマシンです。
教育向けオンリーの最速マシンというのも、稀有な存在ですね。

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2026年08月18日

日本で発売されなかったMacintosh Quadra 630

日本ではLC 630 が大ヒットしましたから、古くからのMacユーザーならご存知の方も多いでしょう。その姉妹機のQuadra 630 は日本では発売されませんでした。
630










L
C 630との違いは、FPUの有無のみ。LC 630は68LC040, Quadra 630はFPU付きの68040 CPUを搭載していました。外観は、機種名表示以外は同じです。FPUを使うソフトでは、高性能を発揮しました。
逆にLC 630は米国では、教育向けのみで販売されたためレアマシンです。コンシューマー向けの68LC040はPerforma 63x シリーズで販売されました。
日本と米国の少しずつの違いも面白いですね。

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2026年08月15日

日本で発売されなかったMacintosh 512Ke

初期のMacintosh 128K, 512K は、日本での正式販売はされていませんでした。日本では512KベースのDynaMacが発売されましたが、漢字ROMを搭載した日本独自のローカライズモデルでした。ハード上米国と同一モデルが日本で正式販売されたのは、Macintosh Plus が初となります。そして、512Kを強化した512Ke (512K Enhanced) は日本では発売されませんでした。

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外観は512Kと全く同じ、違いはフロッピードライブです。400KB ドライブが800KB ドライブにアップデートされています。それに伴い、ROMもPlus 相当となっています。
512Kが日本未発売なのだから、512Ke が日本で発売されなかったのは当然と言われそうですが、時期的にはそうでもないのです。Plus の米国発売が1986年1月、512Ke の米国発売が1986年4月です。Plus に対してメモリが少ないだけの廉価版として発売されたので、時期的には日本で発売されても不思議はなかったのです。ただし、日本語を扱うにはやはり英語版よりもメモリが必要ですから、512KBでは荷が重く見送られたのだと思います。Plusは標準で1MB、最大4MBまで拡張可能でしたから、これにより日本語を扱う環境が整ったといえます。


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2026年08月14日

日本で発売されなかったMacintosh Quadra 605

昨日に続いて日本で発売されなかったMacintosh のトピックスです。本日はQuadra 605です。

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昨日のLC III+ と同じミニピザボックス筐体です。中身は、まんまLC 475です。ただし、他のミニピザボックスシリーズは前足が高くなっており天板は傾いていますが、Quadra 605 のみ前足は低く天板はフラットです。積み重ねて置いてもフラットが保てるので、個人的にはこちらが好みです。
通常LCは入門機、Quadra は上級機という位置付けでQuadra のほとんどのモデルはFPU付きの68040でしたから、LC 475は68LC040、Quadra 605 は68040 と理解されている方もいるようですが、実際はどちらも68LC040 です。
実際はどういう棲み分けだったかというと、米国ではLC 475は教育向け、Quadra 605 はビジネス向け、そしてLC 475 と外観・スペックが同じPerforma 475が一般コンシューマー向けと謳われていました。日本では、全てLC 475がカバーしました。
この時期、米国では意味不明のモデルが存在するのも面白いですね。

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2026年08月13日

日本で発売されなかったMacintosh LC III+

初代Macintosh 128Kと512Kは日本で発売されませんでした。もっとも、512Kに漢字ROMを搭載したDyna Mac は販売されましたが、これは日本独自のモデルです。その後、Macintosh Plus が日本でも発売され、ほとんどのMacは日本でも米国でも、ほぼ同じモデルが発売されています。しかし、いくつか日本では発売されなかったモデルも存在します。まず、Performaは米国では多種多様なモデルが存在しますが、日本では限られたモデルのみです。とはいえ、これらはベースモデルとはバンドルソフトの違いやわずかなスペックの違いのみですから、今回は触れません。

今回ご紹介するのは、LC III+ です。おそらく北米のみの発売なのですが、こちらでもレアモデルで、謎の多いモデルです。こちらです。

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LC III はこちら。これは以前はとてもよく見かけたメジャーなモデルです。

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前面スリットの有無の違いがあり、フロッピーの挿入口の形状も違います。LC III+ のボディはLC 475と同じです。前面の機種名のラベルもLC III と表記されており、LC III+ とは表記されませんでした。
スペック表上のLC III とLC III+ の違いは、CPUのクロックの違いのみです。68030 25MHzから33MHzにアップしています。
また、プラスの名がつくApple 製品は多々ありますが、通常はplus と表記されますが、本製品は+です。

このように影の薄い製品ながら、色々と変わったというかツッコミどころの多い製品でした。

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2026年08月08日

PowerBook 540 を知っていますか?

PowerBook 540? PowerBook 540c のこと?って思った方も多いのではないでしょうか。無理もありません。実はPowerBook 540は日本では販売されなかったモデルだからです。

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PowerBook 500 シリーズは
PowerBook 520   68LC040 25MHz 9.5" グレイスケール
PowerBook 520c  68LC040 25MHz 9.5" カラー
PowerBook 540   68LC040 33MHz 9.5" TFTグレイスケール
PowerBook 540c  68LC040 33MHz 9.5" TFTカラー
PowerBook 550c  68040 33MHz 10.4" TFTカラー

の5モデルです。SNS上で「PowerBook 540は日本では販売されなかった」との記載があり、「あれ?540ってあったっけ。あったにしても日本で販売されなかったってことはないんじゃ。」と思いました。
Wikipedia によると、540のみ日本向けモデルナンバーが記載されず、技術仕様のリンクも540のみ英語版。日本で販売されなかったとの明確な情報は見つかりませんでしたが、間違いないでしょう。どうやら米国(または北米)のみの販売のようです。この辺り、詳しい方がいらっしゃいましたらぜひコメントください。
ちなみに、PowerBook 550c  は日本のみの販売で、こちらアメリカではレアモデルとして珍重されています。PowerBook 540 はあまり売れなかったようで、こちらでも比較的珍しいとは思いますが、普通に販売されていたので希少価値はないようです。日本では希少価値はあるのでしょうか?


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2026年08月07日

時代を先取りしすぎた機能 - ファンレス

このシリーズ、これまでは一つの製品にフォーカスしましたが、今回はAppleがこだわった機能に焦点を当ててみたいと思います。
Apple というより、スティーブ・ジョブズがこだわったのがファンレスでした。Apple の初期の製品、Apple 1やApple II はCPUの発熱量が低く、ファンは不要でした。
大成功したApple II の後継となるはずだったのがApple III。CPUも高性能、高クロック化され、普通の設計ならファンが必須となるはずでした。ここでジョブズのこだわりが発動。ファンレスとするため、ケースをアルミダイキャストのフィン構造としました。ケース自体が巨大なヒートシンクとなる、重厚な製品となりました。ところが発熱問題が発生。内部にこもった熱がICソケットを膨張させ、ICが浮いてしまい動作不良に繋がってしまいました。その後、熱対策を施したものの悪評は払拭できず、失敗作となりました。
そしてジョブズ主導で開発されたのが初代Macintosh。128K, 512K, Plus と同じ系統のボディーではファンレスとなりました。大きな不具合は出ず、ファンレスの成功例とも言えるでしょう。しかし、アフターマーケットの外付けファンがヒット作となったり、同じCPUのClassicやSEはファン付き。ギリギリの設計だったと思えます。
ジョブズはAppleから去りファン付きが当たり前となりましたが、やがてジョブズが復帰します。そして、Power Mac G4 Cube でこだわりのファンレスを復活させました。こちらも大きな冷却問題は発生しませんでしたが、各種問題が発生し失敗作となりました。
このようにジョブズがこだわったファンレス製品は、苦難の歴史を歩みました。そして現在、MacBook Air はファンレスで非常に人気の製品となっています。同じSoCを搭載するMacBook Pro もありますが、サーマルスロットリングにより、高負荷高発熱時は性能を落とすことで、安定動作と差別化を図っています。ついに時代が追いついたと言えるでしょう。

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2026年08月04日

時代を先取りしすぎたApple 製品 - Power Mac G4 Cube

Power Mac G4 Gigabit Ethernet の時代にもう一つのG4として販売されました。
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未来感のあるコンパクトで美しい筐体、ファンレスの静音、性能は高い、価格も高い、という内容でした。Power Mac G4 の最高峰がG4 500MHz Dual、G4 Cube はG4 450MHz /500MHz のシングルでした。価格は$1799と$2299。
発売早々、筐体のクラック問題で騒がれました。お客さんは僅かなヒビとはいえ美しい筐体にはそぐわないとうったえましたが、Apple は製造上避けられないモールドラインとして退けました。また、起動不良などの不具合もあり、これは後に対策部品が追加されました。
初期の不具合、高めの価格、拡張性に乏しい構造が不評で、1年で販売終了となりました。ところが、この早すぎた製品は意外な巻き返しを見せます。
当初はアップグレード可能なのはメモリのみ、HDDのアップグレードは不可能ではないが複雑な分解が必要、ビデオカードや光学ドライブはアップグレードは不可能と考えられていました。ところがよく考えられた作りで、分解はさほど難しくなかったのです。CPUのアップグレードは各社から販売され、不可能といわれたビデオカードも、ブラケットの交換で高性能なものに交換可能。光学ドライブもブラケットの追加で、スリムサイズのSuper Drive への交換が可能となりました。結局このコンパクトな筐体で、フルアップグレードが可能ということで、改造ベースに中古品が大人気に。Vintage Computer も当時はCube用のパーツがいちばんの売れ筋でした。
Apple がこの拡張性をアピールしていれば、もっと人気モデルになったのではないかと思います。もっとも、Apple が購入後のアップグレードをアピールしたのは初期の時代だけでしたので、これは無いものねだりな訳だったのですが。

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2026年07月24日

時代を先取りしすぎたApple 製品 - Twentieth Anniversary Macintosh

久々のこのシリーズ、今回は20周年記念Mac です。

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今見ても先進的な外観。20周年記念して鳴物入りで発売されたMacです。価格は、米国で$7,499 日本で88万8,000円。12,000台限定生産。発売時はかなり話題になり、一部マニアは飛びつきました。しかし、先進的な外観には似合わず、中身は入門機のPerforma そのまんまでした。これではやはり売れ残ってしまい、最後は$1,995 で投げ売りされました。
当時、私も店頭で見かけてうっかり買ってしまいそうになりました。Mac を大々的に扱っている店舗ならどこでも展示されていて、本当にだぶついていたのが分かりました。
当時は、Appleの存続も危ぶまれていた時期であり、20周年の価値はそれほど高くなかったように思います。今年はApple 創業50周年ですが、もし先進的な外観で中身もそれに相応しい高性能50周年記念Mac なら、きっと高価でも飛ぶように売れるでしょうね。

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2026年07月02日

時代を先取りしすぎたApple 製品 - Macintosh TV

1993年発売の一体型Mac, ベースはLC 550でこれにTVチューナーを内蔵し、ボディをブラックにしたモデルです。

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ブラックのボディは精悍ですね。TVが観られるものの、この時代のMac入門機では動画は荷が重かった。キャプチャー機能は静止画に限られました。ベースのLC 550が$1200に対し、Macintosh TVは$2079。テレビ観るだけでこの価格は高く、あまり売れませんでした。
その後、PerformaにもTVチューナー内蔵モデルが多数リリースされ、動画のキャプチャも可能になりましたが、解像度が小さく保存容量も大きすぎて実用的ではなかったですね。
その後のApple のTV関連製品といえば、2007年発売のApple TV。14年を経て、やっと成功といえる製品がリリースされました。動画を無理なく扱えるハードと、ネット速度の向上で、やっと時代が追いついたのだと思います。
Apple TVはストリーミングボックスで実際にはTVではないですが、その後Apple が本当のテレビを開発しているという情報が流れました。実際に開発されていたようですが、そのプロジェクトは中止。これは賢明だったと思います。

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2026年06月20日

Vintage Computer & Tesla チャンネル第308回 〜Quadra 700の復活〜

Vintage Computer & Tesla チャンネル今回は第308回です。ぜひチャンネル登録をお願いします。

68040時代の最高峰がQuadra シリーズ。その中で人気だったのが Macintosh Quadra 700。Old Mac の名機の一つだと思います。秘蔵していたQuadra 700 を引っ張り出してみると、やっぱりうんともすんとも言わない。これは電源か? ロジックボードか?



IIcx やIIci も共通の電源を使っています。また、過去に修理した電源はかなり中身が違いましたが、基本は同じです。

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2026年06月12日

時代を先取りしすぎたApple 製品 - ピピンアットマーク

これはまさに、時代を先取りしすぎた製品でした。

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Appleとバンダイの共同開発で、1996年の発売です。マルチメディア互換機という位置付けですが、ゲームコンソールとしての役目が大きかったと思います。標準でモデムを搭載し、ダイヤルアップ接続でインターネットに接続できました。
インターネットがまだ十分には発展していない時代で、ネット機能は十分に活用されず中途半端な機能に。将来的な機能追加が予定されていましたが1998年には撤退、後継機も出ませんでした。

失敗の原因は、主に以下と考えられます。
・ネット機能がうまく活用できなかった。
49,800円と価格が高かった。
・ソフトが少なく人気ゲーム、ソフトが出なかった。

同様のコンセプトのゲームコンソールと言えば、以下が挙げられます。
・SONY PlayStation 1994年発売
・Xbox 2001年発売
・Nintendo Wii 2006年発売

いずれも大成功しています。SONY PlayStation はピピンアットマークよりも早い発売ですが、本格的な大ヒットは2000年発売のPlayStation 2 だったと思います。ピピンアットマークもしっかりソフトを提供し、粘り強く機能強化していけば、ヒットする目はあったのではないかと思います。

ちなみに私は、ピピンアットマーク持っています。Macと同じ起動音が嬉しかったですね。もうずっとお蔵入りしていますが、今も動作するでしょうか?

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2026年05月28日

時代を先取りしすぎたApple 製品 - Newton MessagePad

1993年にAppleがリリースしたハンドヘルドタイプのデバイスです。PDAの先駆けとなったデバイスでもあります。

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スケジューラー、メモ帳、連絡先の記録、活用が主な用途。後継機では、PCカードタイプのモデムにより、ネット接続も可能でした。ジョブズを追放したスカリー肝入りのプロジェクトと言われています。ビジネス的には微妙でしたが、初代から次々に後継機がリリースされ、性能も確実にアップしましたがヒット作にはなれませんでした。1997年には、PalmPilot が発売され大ヒット。PDAの一大ジャンルを築きます。同じ頃にジョブズがAppleに復帰。1998年にはNewton プロジェクトを終了、販売も終了しました。
PalmPilot 等のPDAと比べて、Newton MessagePad は圧倒的に高性能でした。スタイラスペンでの入力は、通常のアルファベットで認識可能でしたが、ライバルはグリフィス文字の入力が必要。画面も大きく、処理能力も圧倒的。しかし、その代償として他のPDAと比べると大きく、重く、高価でした。
性能にこだわるあまり、PDAとしての手軽さが失われた製品でした。
Newtonの技術は後のiPhone に大いに活用されたと言われています。iPhone によって、PDA 市場は完全に葬られました。

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2026年05月15日

Vintage Computer & Tesla チャンネル第306回〜PowerBook 540c 完全復活!〜

Vintage Computer & Tesla チャンネル今回は第306回です。ぜひチャンネル登録をお願いします。

10年以上ぶりに起動したPowerBook 540c。無事起動しましたが、FDDが機能しない! FDD交換を行ってみました。



意外に簡単でした。動画中でも言ってますが、フレキケーブルはロジックボード側で外した方が楽でした。

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2026年05月12日

時代を先取りしすぎたApple 製品 - Macintosh Portable

先日の「Apple Vision Pro 開発中止?」の記事から、時代を先取りしすぎたApple 製品をシリーズでお届けしています。
2回目は、Macintosh Portable。1989年に登場したApple 初のバッテリー駆動可能なモバイルマシンです。

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ラップトップとはいえ、重さは7.2kgと重くて大きいマシンでした。初代Macintosh 128Kが7.5kgですから大差ない。価格は$6500より、日本価格は1,168,000円。高いし重いしで、不人気商品に終わりました。
他社からはすでに小型軽量なモバイルノートブックが出ていましたが、視認性の良い大型のTFT液晶、ストロークの大きいフルサイズキーボード、大容量の高速HDDとデスクトップマシンに引けを取らないスペックにこだわった結果だと思われます。
Apple 初のモバイルマシンという歴史的な意義が大きいマシンですが、Apple 的には黒歴史のようで、MacBook Pro 2016発表の際は最初のノートブックから25年、ノートブックの再定義と紹介されました。Portableから27年経っているのに。

高い、大きい、重いの三拍子揃っているのは、Vision Pro と同じですね。Portableに続くPowerBook 100シリーズが1991年に登場。こちらは持ち運べるMacということで人気商品となりました。2年早すぎた、というかAppleが市場が要求するコンセプトの製品を出すまでに2年かかりました。

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2026年05月09日

時代を先取りしすぎたApple 製品 - Lisa

先日の「Apple Vision Pro 開発中止?」の記事で、

20年後くらいに、「当時のVision Proは時代を先取りしすぎていたね」なんて言われるようになっているかもしれませんね。

というコメントをいただきました。そうなるためには、後にその分野の製品がヒットする必要がありますが、果たしてどうなりますか。過去にはApple が時代を先取りしすぎた製品がいくつかありました。それらについて、数回にわたり振り返ってみたいと思います。

最初は、Lisa です。

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1983年にデビューした史上初の市販されたGUI コンピューターです。なんといっても初のGUIですから、歴史的価値は高く当時の評価も高いものがありました。しかし、いかんせん$9,995(当時のレートで約235万円)は高すぎました。大きく重い筐体も、気軽に扱えるものではなかったですね。
1年後には、Macintosh 128Kが発表されLisaの立場は微妙なものになりました。Lisaの開発においては、ジョブズが度々難題を要求、開発陣はジョブズが足を引っ張っているとして当時のCEO スコットに泣きつき、Lisaの開発から外されてしまいます。そこでジョブズは社内のMacintosh プロジェクトを乗っ取り、Lisaを抹殺するような製品に仕上げました。結果、Apple はLisaの大量の在庫を廃棄するという非常にもったいない結末を迎えます。
Lisaよりも圧倒的に安く、コンパクトで軽いMacintosh 128Kは発売時には熱狂を持って迎えられました。しかし、メモリ128KBではできることが限られており急速に販売は低迷。Macintosh が人気商品として確固たる地位を築いたのは、1986年のPlus の登場を待つ必要がありました。
Lisaは5年早すぎた製品とも言えるわけですが、Lisa あってこそのMacintosh の成功とも言えます。

高すぎ、デカすぎ、重すぎ、Vision Pro に通じるものがありますね。

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2026年03月20日

最強のG5は?

このシリーズ、久々です。前回まで最強のG4を解説しました。最強の定義は、アップグレード、改造の観点からの名機と言えるモデルです。
その意味でどのモデルも名機と言えたのがPower Mac G4。それに続くPower Mac G5は大いに期待されました。初代のPower Mac G5は、メモリスロット8基で最大8GB、AGP スロットと3基のPCI-X スロットを備えて拡張性は十分と思えました。また、発表会ではジョブズがCPU アップグレードの提供も予定していると宣言したので、後々のCPU アップグレードが期待されました。
しかし、純正のCPU アップグレードが提供されることはなく、サードパーティーのCPU アップグレードも実現しませんでした。また、後のモデルや上級モデルのCPUを使ってアップグレードも制約が多く、できたとしても特殊なソフトを使ってのキャリブレーションが必要とハードルが高かったです。
PCI-X カードも盛り上がらず、PCIやPCI Express と違って対応製品は限られました。
Power Mac G5は改造という観点では、全く期待外れだったと思います。

そんな中で、敢えて最強のG5を選んでみたいと思います。それは2003年発売の初代Power Mac G5。当時の最強のモニタといえば、Apple Cinema Display 30-Inch。解像度は2560x1600。表示領域で言えば、Retinaの5Kよりも広いという、当時としては圧倒的なスペックでした。しかし、この30インチモニタ、初代G5〜Mid 2004 まで標準のカードでは対応していませんでした。Early 2005になって遂に上位モデルのRadeon 9650 256MBが対応しますが、下位モデルは対応せず。
そこでこの純正 Radeon 9650 256MBか、ATI より発売されたRadeon 9600 256MB を使うことで初代G5でもCinema Display 30-Inch を使うことが可能になりました。CPUとしては初代でもまだまだトップクラスの性能、それに最新のグラボと最強モニタが使えるのは痛快でしたね。

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2026年02月06日

もう一つのG4 最強 Power Mac G4 Cube

シリーズ最強のMac、アップグレード、改造の観点からの名機という意味で各時代の最強Macを解説していきます。今回は、G4 MacのPower Mac G4 Cubeです。前回、G4 最強 Power Mac G4 AGP Graphics としていたので、もう一つの違った観点からの最強G4です。
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未来感のある美しい筐体で大きな話題となったものの、同時代のタワー型Power Mac G4 と同等の性能ながら、価格が高く、拡張性が低い、更にはケースのヒビ割れ問題が響いてそれほど売れませんでした。結局G4 Cubeは2000年夏から1年間で姿を消しました。
当初は拡張性はほとんどないと言われていました。メモリスロットは3つで、1.5GBまでのアップグレードは容易だったものの、それ以外に可能なのはHDDの交換くらい。それもタワー型と比べると交換は大変でした。
ところが、Cube 販売終了後、様々なアップグレードが可能となり中古品の人気が出ました。私も、中古品を手に入れました。
CPUはG4 450MHz または500MHz でしたが、1.8GHz 512KB L2 Dual またはG4 1.4GHz L3 2MB Dual まで性能アップ可能でした。Cube はファンレスで静音が売りでしたが、さすがにここまで性能アップするとファンは必須。ところがなんと、Cube の下部にはファンを装着するためのブラケットがついていました。Apple も後々ファン付きの高性能版を出す予定だったのが、売れ行き不振で断念となってしまったようです。
また、通常のカードとは異なる取り付けで、ビデオカードのアップグレードは純正品以外無理と思われていましたが、これもブラケットを製作することで、多様なカードが装着可能でした。
Geforce 2, Geforce 3, Radeon 7500 が無理なく装着可能。またちょっと無茶をしてRadeon 9000 も装着可能でした。これらは標準のRage 128 と違いQuartz Extreme 対応で高性能化しました。
そして、専用品でアップグレードは無理と思われたDVD-ROM ドライブ、これもブラケットを製作してSlime Line のDVD-R ドライブを装着可能に。
ここまでアップグレードすると不安になるのが電源。GigaDesigns 社から、強化電源ボードが発売されました。これは、Vintage Computer でも売れましたね。
ほとんど拡張性がないと思われていたのに、販売終了後に大化け、これがCube 改造の醍醐味でした。
G4 Cube は今も稼働状態で保管しており、テストマシンで使っております。メモリ販売中です。

512MB SDRAM PC100/133 168 pin Large DIMM 3,980円



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2026年01月28日

Mac 42周年

ちょっと取り上げるのが遅くなりましたが、1月24日はMac 42周年でした。1984年の1月24日に、初代Macintosh が発売されました。ジョブズが発表する様子は、Youtubeで閲覧可能です。



Macintosh 128K と呼ばれていますが、発売時の名称は単にMacintosh。後にメモリを512KBに拡張したMacintosh 512Kがリリースされ、区別するためにMacintosh 128K と命名されました。512K発売後128Kもしばらく併売されましたが、併売時はエンブレムも変更されています。

当初
128Kearly








併売時
128Klate








128K付きの個体の方が、珍しいです。私は両方所有しておりますが、先日電源を入れてみたら、どちらも起動しない(涙)。ビンテージMac あるあるです。折を見て、復活を試みます。


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2026年01月24日

Mac Plus の復活!

昨日のビンテージなFDDのご案内、800KBのドライブはMacintosh Plus で動作テストを行いました。このPlusは最近ちょくちょく使っており、ちょっと内蔵FDD のイジェクトが渋いというのはありましたが、快調でした。ところが、急に画面が全く表示しなくなってしまいました。叩くと一瞬表示されますが、一時凌ぎにもなりません。せっかく重い腰を上げたというのに! というわけで、分解です。

plus














アナログボードのハンダ割れによる接触不良と診断しました。まずはよくあるCRTへのコネクタ、フライバックトランスの半田を溶かして必要に応じて半田増し。これで電源オンしてみると・・・
ダメ、症状変わらずです。
困った。そこでアナログボードの半田をメクラめっぽうやり直しました。すると、見事復活! ついでに、イジェクトが渋かったので、イジェクトメカニズムのギヤを交換。これでイジェクトもスムースに。
800KBDrive02
















無事、外付けFDDのテストを完了。こちらも、イジェクトメカニズムのギヤを交換して問題なく動作するようになりました。ビンテージ Macは不具合が起きがちですが、粘りが大切ですね。

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2026年01月23日

久々にビンテージ品のご案内

ビンテージなフロッピードライブ 2点のご案内です。

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Apple 3.5 Drive 800KB 外付けフロッピードライブ 9,800円

Macintosh Plus 以降、Apple IIgs, IIc plus で使用可能。外観程度は非常に良好、動作も良好です。このドライブは、イジェクトメカニズムのギアが固着または破損してイジェクト不良となることが多いのですが、このギアは交換済みですので安心してご利用いただけます。

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Apple HDI-20 外付けフロッピードライブ1.4MB PowerBook用 7,980円

こちらも程度は大変良好です。外観良好、動作確認済みです。

こんな古いドライブがこの価格? と思われるかもしれませんし、オークションでジャンク品なら安く手に入るかもしれません。しかし、これだけ外観程度良好で完動整備済み品は今やなかなか手に入らないと思います。
本体のフロッピーが故障してしまって、動かせないビンテージ Macも多いと思います。Old Mac ファンの方はぜひ!

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2026年01月16日

G4 最強 Power Mac G4 AGP Graphics

シリーズ最強のMac、アップグレード、改造の観点からの名機という意味で各時代の最強Macを解説していきます。今回は、G4 MacのPower Mac G4 AGP Graphics です。

G4AGP






















元はG4 350MHz-500MHz ながら、CPUアップグレードでG4 1.8GHz 512KB L2 Dual またはG4 1.4GHz L3 2MB Dual まで性能アップ可能でした。後のPower Mac G4も同等のCPUスペックまでしかアップグレードできず、その性能向上ぶりは特筆すべきものがありました。
また、Digital AudioやQuicksilver はメモリスロットが3つで最大1.5GB、本機は4つで最大2GBとこの点も有利。
ビデオカードも他のG4と同じAGPで、後に出た高性能AGPカードが使用可能でした。PCI スロット3つ、HDD ベイ4つ、光学ドライブの下にはZipドライブやMO ドライブを増設可能。後のG5やMac Proと比べると小さい筐体に、盛り沢山の増設が可能でした。OS 9も起動できて、長らく第一線で使用可能な名機でした。

G4 AGP, Gigabit Ethernet, Cube, Digital Audio, Quicksilver で利用可能なメモリを販売中です。

512MB SDRAM PC100/133 168 pin Large DIMM 3,980円

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2026年01月10日

G3 最強 PowerBook G3 Pismo

年を跨いでの連載となりました。シリーズ最強のMac、アップグレード、改造の観点からの名機という意味で各時代の最強Macを解説しています。今回は、PowerBook G3 Pismo です。
G3 と言えば、拡張性ではPower Mac G3となるわけですが、正直アップグレードパーツはあまり盛り上がらなかったですね。そこでノートブックのPowerBook G3 Pismo です。

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メモリは2スロットで最大1GB。Power Mac G3はベージュが最大768MB、Blue & White で1GBですから、デスクトップと同等以上です。CPUもカード方式になっており、G4 500MHz のアップグレードが可能でした。また光学ドライブはモジュール式。標準はDVD-ROM ドライブでしたが、一般的なIDE slimline (12.7mm厚)のドライブを装着可能でした。MacBook などに装着されたスロットローデイングのSuperDrive へ交換が可能でした。これによりCD-RやDVD-Rなどの書き込みが可能となり、使い勝手が大きく向上しました。
これらアップグレードにより、Intel Mac 時代になっても、長く実用的に使用できた名機でした。

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2025年12月18日

PowerBook 140 復活!

手持ちのPowerBook 140 を引っ張り出してパワーオンしてみたところ、画面は明るくなりますが何も表示されません。起動音はなり、HDDも読み取り音がして起動していそうです。それなら外部モニタで表示させてみるかと思いましたが、この機種には外部モニタ出力端子がなかった!
ここまで動いているものをそのまま眠らせるのはもったいない。モニタさえ修理できれば、復活しそうです。調べてみると古くなった場合の典型的な症状のようで、LCD基盤のコンデンサを交換すると復活できそうです。コンデンサは2種類。 3.3uF 35V 9個と22uF 35V2個です。コンデンサを購入していざ!

LCD












画像はすでに交換済みです。ちょっと歪んでますが、交換できました。組み付けてパワーオン!

PB140



















無事復活です。せっかくのオールドMacが不動になっているケースは多いと思いますが、コンデンサ交換で復活できる場合が少なくありません。ハンダゴテ作業に覚えがあれば、さほど難しくはありませんので、トライしてみるのも良いと思います。もちろん、自己責任で。


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2025年12月10日

G2 Power Mac 最強 Power Macintosh 7500

シリーズ最強のMac、アップグレード、改造の観点からの名機という意味で各時代の最強Macを解説しています。今回は、G2 Power Mac 別名PCI Power Macの最強Mac, Power Macintosh 7500です。

7500












G2 Power Mac と言いつつ、CPUはPowerPC 601 100MHz でCPUの世代としてはG1です。Power Macintosh 7300 ~ 7600 はCPU カードスロットがあり共通のアーキテクチャを持っていました。 Power Macintosh 7500 以外はG2のPowerPC 604 を搭載しており一括りでG2 Power Mac となります。
CPU スロット、VRAM スロット4基、メモリスロット8基、PCI スロット3基を備えて、元々拡張が容易な構造でした。また、筐体を簡単に開けることができ、作業が簡単なのも特筆すべき点でした。
メモリは1GBまで拡張可能、当時1GBのメモリは圧倒的でした。
ビデオ関連は高性能目指すなら高速なPCI ビデオカード。IXMicro TwinTurbo 8MB やRadeon 7000等が高速ビデオの代名詞でした。
ストレージの高速化にはSCSIカードも有効でしたが、ATA カードも圧巻でした。何よりコスパが最高で、高速大容量が安価に実現できるATAカードは最強のアイテムでした。
そして何より、多種多様なCPUカードで高性能化が可能でした。最終的にG3 1GHz, G4 800MHz までアップグレード可能でした。これらによって、G3, G4 時代になっても十分に実用的に仕事に使えるマシンとして長年利用できました。ソフトウェアの関係からOS Xに移行できないような場合、十分プロの実用的なマシンになりました。

PCI Power Mac 用 112pin 1MB VRAM 2枚セット 1,980円

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2025年12月05日

LC/Performa の最強Mac, LC 630

シリーズ最強のMac、アップグレード、改造の観点からの名機という意味で各時代の最強Macを解説しています。今回は、ジャンルを設定していなかったLC/Performa 最強Mac, LC 630 です。

630










68LC040 33MHz, 公式最大メモリが36MB(32MB+オンボード4MB)でした。
CPUはソケット式で、このソケットにFPU内蔵の68040を搭載したりDaystar PowerCard 601 でPPC 601 100MHz カードを装着することが可能でした。
CS スロットにEthernet カード、LC PDSにビデオカードを装着。更にはTV Tuner カードも装着可能で、コンパクトな筐体に似合わず、多様な拡張が可能でした。
そしてメモリは128MBを認識可能で132MBまで拡張可能。更にLC 580 のロジックボードに換装すると196MBまで拡張可能となりました。

そして、本機の醍醐味は多様なロジックボードを装着可能だったこと。先のLC 580ボードの他、PPCのAlchemy やGazzelle ロジックボードへの換装が可能でした。Alchemy は3.3Vが必要で、古めの個体では対応できない場合がありましたが、さらに高性能なGazzelleには不要。PPC 603e 300MHzまでアップグレード可能でした。しかし、PPC 603e の高クロックにこだわる必要はあまりありませんでした。G3カードで元のクロックに関わらず性能を大幅にアップできたためです。G3 400MHz L2 1MB までアップグレード可能で、元の性能を考えれば痛快でした。

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2025年12月04日

Fanny Mac Fan

Macintosh 128K, 512K, Plus 用の後付けファンです。

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これらの機種はファンレスなので、暑い部屋では熱ダレが起きることがあり、これを付けて強制空冷するわけです。同様の製品に「ちょんまげ」の愛称のKensington System Saverがありました。Fanny Mac Fan の方が本体との一体感が高く、外付けファンとしては優秀だったかもしれません。
この製品名、私は長らく「Funny Mac Fan」だと思っていました。機能や外観がFunny な(奇妙な、面白い)ことからのネーミングと思っていました。久しぶりに実機を引っ張り出してみたところ、実際は「Fanny Mac Fan」。Fanny の意味を調べてみると、何やら怪しげな意味合いです。何かしら卑猥な形をしているかと汚れた目で見てみましたが、どうにも思い当たりません。筐体の後方に付けると言うことで、お尻ファンでしょうか? 名前の由来、ご存知の方がいらしたらぜひコメント欄に。

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2025年12月03日

G1 Power Mac 最強 Power Macintosh 6100

シリーズ最強のMac、アップグレード、改造の観点からの名機という意味で各時代の最強Macを解説しています。今回は、G1 Power Mac 別名Nubus Power Macの最強Mac, Power Macintosh 6100です。

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この選定に疑問を持つ方も多いでしょう。メモリスロットは2基のみ、拡張スロットはPDS基のみでNubus スロットすらありません。拡張性は非常に限られています。7100はPDS, メモリスロット4基、Nubus スロット3基、8100はPDS, メモリスロット8基、Nubus スロット3基と比べて大幅に見劣ります。また、筐体が非序に薄く物理的に拡張が困難な機種でもありました。

CPUはPower PC 601 60MHzまたは66MHz。G3カード発売時にいち早くG1 Power Mac 用がNewer Tech, Sonnetから発売されました。G3 500MHz またはG4 360MHzまでアップグレード可能でした。これは7100/8100も同じ。G1が3世代上のG4までアップグレードできるのは驚きです。実際はG3 500MHzの方が評判は良かったと思います。
またこのG3/G4カードにはPDSパススルースロットが設けられており、AVカードやHPV カードが装着可能で、ビデオ性能もアップグレード可能でした。

メモリスロットはわずか2基。公式スペックでは1スロット最大32MBで、最大72MB(オンボード8MB)でした。ところが、128MBのSIMMを認識可能で最大264MBまでアップグレードできました。Vintage Computerでも人気のメモリでした。7100/8100は公式スペック通り1スロット最大32MBしか認識できませんでした。
G3/500MHz, HPV 2MB, 264MBメモリ、8倍速CDで最強のPower Macintosh 6100が完成しました。



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2025年11月25日

デスクトップ68Kの最強Mac IIci

シリーズ最強のMac、アップグレード、改造の観点からの名機という意味で各時代の最強Macを解説していきます。今回は、一体型コンパクトMacの最強Mac, IIciです。
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CPUは68030 25MHzと当時でも強力とは言えませんが、IIci用のアクセラレーターが多数販売されました。この時代の多くのアクセラレーターはIIciのキャッシュスロット用で、他機種にはそれをアダプタを使って使用可能にする場合が多かったです。
代表的なのは、Daystar PowerCache(68030 50MHz), Turbo040(68040 40MHz) , MicroMac Speedster040(68040 50MHz), Daystar Turbo 601(PPC 601 100MHz) など。
特にDaystar Turbo 601は、二世代後、しかも系統の異なるCPUへのアップグレードが可能になるという夢のようなカードでした。
CPU ばかり速くなっても廻りがついて行かないと真価を発揮できませんが、メモリは8スロットで128MBまで増設可能、Nubus スロットも二基備え、高性能ビデオカード、SCSIカードを装着することでG1 Power Macintosh を凌ぐスペックにすることも可能でした。
Daystar Turbo 601, Radius Thunder IV GX 1600, JackHammer SCSI カード, Fast Ethernet カード、128MBメモリで究極のIIciを作ることも可能でした。
歴代Mac でトップクラスのアップグレードが可能だった機種と言えると思います。

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