往年の名機/パーツ
2024年12月21日
懐かしの Daystar RAM PowerCard
Daystar RAM PowerCard です。いわゆるシリコンディスク。メモリをストレージとして、RAM Diskのように使うNubus card です。30 pin SIMM スロットが16基もあります。16MBのメモリを16枚使用すれば256MBの超高速ストレージを利用できました。電源を切ったらデーターは消失してしまいますので、電源をオンにしている間の命。外部電源入力もなし。ただし、再起動ではデーターは維持されました。なので、システムフォルダを丸ッとコピーして、起動ディスクをこのRAM Diskに指定し起動することも可能でした。本当に爆速で秒で起動しました。動画を撮っておけばよかったなぁ。当時は動画を残すのも大変でした。
2000年代前半、もうNubus Macは完全にOld Mac。そんな折に取引先がこのカードをデッドストックとしてまとまった数を保有していました。全部仕入れて販売したらあっという間に完売しました。
2024年11月16日
初代 Macintosh Performa
コンシューマ機に各種ソフトとキーボード、マウスをバンドルしたMacです。当時のMacは、キーボード、マウスは別売り。ワープロソフトさえ付属せず、ソフトウェアは最低限しか付属していませんでした。購入したそのままでは、テキストエディターを使えるくらいで、ほとんど何もできませんでした。入門者にはそれでは厳しいということで、クラリスワークス他いろいろなソフトをバンドルして、すぐに使えるようにしたのがMacintosh Macintosh Performa シリーズ シリーズです。私も、最初に買ったMacはPerforma 6210でした。Power Macintosh 6200にソフトをバンドルしたモデルでした。
では、初代 Macintosh Performa は何でしょう? Performa 475, 575 辺りを連想される方が多い気がします。実はこれよりもずっと番数の若いPerforma が存在しました。
Macintosh Performa 200です。元はClassic II。発売は1992年でした。日本では発売されていないはずです。Performa シリーズはMacのシェアアップには貢献したものの、安売りが横行しAppleの大赤字の一因となりました。ジョブズの復帰とともに、終了しました。
2024年07月18日
やれば良かったのか?
今思うと、もう少し行けたのではないかとも思います。例えばPowerBook 100用、PowerBook 140/170用 6MBメモリとか、PowerBook 180c用10MBメモリ、PowerBook 1400用48MBメモリ等が思い浮かびます。これらはいずれも最大容量メモリで、現役当時には大変高価で販売数も少なかったのです。それ故、販売終了後も入手困難で、中古を見つけられても結構高価でした。とは言え、最低生産量の300をクリアできるかと言えば、それはなかなか難しかったかもしれません。
ちなみに、PowerBook Duo用ハイスペックメモリのデッドストック品を大量入手したことがありました。これも2005年のことでした。これも良い調子で売れましたが、最後は売れ残ってしまい、最終的に米国内で一括販売しました。そういうこともあるので、踏み切れませんでした。
などと思ったのが、最近古いPowerBook の最大メモリを新規制作して販売しているのを見かけたからです。流石に今更売れるのか? おそらく、最低生産量はグッと少なくて良い方法をとっているのでしょうね。
2024年07月11日
今だから言える昔話 6
ちなみにこの頃、30pin 16MB SIMM はVintage Computer の人気商品でもありました。SE/30は、16MB 8枚で128MBまで増設することが可能。日本ではレア物でしたが、こちらでは比較的入手しやすく、人気でした。
それなら、IIfxの16MB SIMMを作れば行けるのでは? しかし、30 pin SIMMは、SE/30, IIci, Quadra 700 など、人気のオールドMacで採用されていました。しかし、64pin は人気マシンとも言えないIIfxのみ。ただ、一度に8枚購入してもらえる可能性が高いのが強みです。制作するには最低300枚! やってみよう!
できたのがこのメモリでした。
最初の150枚ほどは順調に販売、しかしその後パタリと止まりました。最終的には原価での販売で、何とか売り切りました。IIfx プロジェクトは、一応利益は出たので失敗ではありませんでしたが、成功とも言えない結果に終わりました。
2024年05月14日
PowerBook 550c そのお宝度は?
となると、PowerBook 550c お宝と言ってもどのくらいの価値があるのだろう?と思いますよね。eBayで調べてみました。今年2件売れています。一件は日本からの出品ですね。
一件目はこれ。$1,025で売れています。現在のレートで約16万円。PowerPC Upgrade, PCMCIA Expansion も備えた究極のPowerBook 550c とも言えそうです。
もう一台はこちら。$725.56 約11万3千円です。こちらもメモリマックスに64GB BlueSCSI となかなかのアップグレードですね。
2台ともかなりのアップグレードがされていますが、そうでなくても動作品なら2番目に近い額で売れるのではないかと思います。不動品でも、それなりに高額で売れるんじゃないかと思います。
家のどこかにPowerBook 550c が眠っている方は、発掘してはいかがでしょう。
2024年04月25日
Original MessagePad と MessagePad 100 の外観の違い
初代Macintoshは128Kと呼ばれていますが、それは後付けの名称です。初代Macintoshの製品名はあくまでMacintosh、二代目がMacintosh 512Kの名称となったため、128Kの名前が後付けされたと考えられます。ただし、後付けとは言っても販売終了前に命名されています。このOriginal MessagePad という名称も、同様に二代目のMessagePad 100 と区別するために、Original MessagePad という名称を後付けしたと思われます。
さて、どうやってOriginal MessagePad と二代目のMessagePad 100を区別するのか。背面にプリントされたモデルナンバーまでH1000で同じです。起動すればOSバージョンが表示されるので、区別は可能です。起動するしかないのか?
バッテリーを外したところの丸い部分、Original MessagePad は無印ですが、MessagePad 100はMP100 とプリントされています。これが外観から区別する唯一の方法だと思います。
しかし製品名が異なるのに、ここまで違いのないApple 製品はこれまであったでしょうか。
2024年04月24日
Original MessagePad とMessagePad 100
ハード的には、プロセッサー ARM 610 20MHz、ROM 4MBと同一だと思います。何が違うかと言えば、OSバージョンです。Original MessagePad が1.0, 1.1, 1.1.1、MessagePad 100は1.2, 1.3です。OSのアップデートは、個人ではできず、サービスプロバイダーに持ち込む必要がありました。
OSの違いしかないのに、製品名を全く変えてしまうというのはちょっと変ですね。想像ですが、Original MessagePad という名称は、後付けではないかと思います。本来の製品名はMessagePad だと思います。二代目のMessagePad 100 と区別するために、Original MessagePad という名称を後付けしたと思われます。というか、Appleの初代の製品名は、シリーズ名のみとなることが多いですね。iPod, iPhone, iPad, Apple Watch いずれも製品名のみ。初代Macはと言えばMacintosh 128K。これは、最初から二代目以降と区別しているんでしょうか?
2024年04月17日
往年の名機?迷機? Macintosh Portable!
しかし、ラップトップとはいえ、重さは7.2kg、大きさもかなりのもの。初代Macintosh 128Kが7.5kgですから、あまり変わりません。ラップトップ、つまり膝の上に置くという名称なのですが、あまりの重さにニークラッシャーとも呼ばれました。とは言え、バッテリーの持続時間は約10時間とたっぷり。90年代前半のノートブックマシンの持続時間は3時間程度でしたから、その点では実用性が極まっていました。名機なのか迷機なのか。
その後小型のノートブックPowerBook 100シリーズが出たのが1991年。2016年のMacBook Pro 発表の場では、最初のノートブックから25年、ノートブックの再定義と紹介されました。Portableは無かったことになってるじゃないですか! Appleにとっても、Portableは黒歴史なのかもしれません。
後のPowerBookとは違い、非常に特徴的な構造を持つ面白いマシンです。近いうちに、詳しく取り上げたいと思います。
2024年03月26日
超レア物 XLerator
LisaのCPUスペックは、68000 5MHzです。Macintosh 128Kの68000 8MHz にも劣るスペックです。ただし、純正で最大1MB、サードパーティーのメモリを使えば最大2.5MBまでメモリを増設できたので、Plusが出るまではMacの開発環境としても活躍しました。MacWorksを使って、Mac OSを利用することも可能でした。
当然、もっと速く、もっとメモリをという要求が出てきます。それに応えたのが、XLeratorでした。
ボード上には、FPUソケットと30 pin SIMM 4基、SCSIポートが装着されています。68000 16MHzで3倍以上クロックアップ、オプションのFPUを装着すればさらに高速化しました。
メモリは標準では1MB 4枚で4MB搭載可能でしたが、アップグレードを施せば4MB SIMMも使えて最大10MBの使用領域を確保できました。ちなみに画像の現物はメモリアップグレード済み。MacWorks Plus IIにてMac OSが利用可能で、なんとMac OS 7.5も利用できました。主なスペックはこちらに記載されています。
今回、XLeratorについてネット検索したところ、情報が非常に限られていたのでここにも残しておこうと思った次第です。
2023年12月06日
想い出のG4 Cube
ジョブズがこだわった美しいマシンだったが、商業的には失敗。しかし、失敗を認め速やかに撤退したことで、優れたリーダーであることを示した、という趣旨でした。
2000年7月発売で、2001年の7月販売終了。1年にも満たない販売期間でした。確かにいくら不人気でも、1年足らずでディスコンにするのは、並の経営者ではできなかったかもしれません。
G4 CubeはVintage Computerにとっても、大変思い入れの深いマシンでした。当初は、メモリ以外アップグレードは不可能と思われており、それも不人気の原因だったと思います。しかし販売終了後、CPU、ビデオカード、 光学ドライブとアップグレードの製品と手法が確立されていきました。強化電源ボードも発売されました。これにより中古のCubeを入手して、改造するユーザーが続出。Vintage ComputerでもCube用パーツは当時一番人気でした。ビデオカードや 光学ドライブは、Vintage Computerの独壇場とも言える分野で、よく売れましたね。
確かに勇気ある撤退だったとは思いますが、マイナーチェンジでファン付きの強化CPU、強化ビデオカード、そして価格を下げれば人気機種になったのではないかと思います。
それともApple IIIの二の舞だったでしょうか。
2023年10月21日
3番目のデスクトップMac
Power Mac 6300/160 G3/240 カード、PowerBook 2400c/180 G3/240カードと使っていました。当時はまだまだデスクトップの性能が優っていたので、メインはPower Mac 6300/160。ただ、少々拡張性に乏しく、また性能不足を感じていました。当時はPower Mac G3やiMacの時代でしたので、それらが候補になりそうですが、予算オーバー。そこで中古Macです。
狙ったのは、G2 Power Macintosh。G3時代に今更ではありましたが、拡張性の高さが魅力でした。これにG3カードを入れて、拡張カードで武装すれば!
99年頃だったと思いますが、すでにコンピュータースワップミートで安価に入手することが可能でした。Power Macintosh 7600 を入手。G3/400 カード、iXMicro TwinTurbo ビデオカード、ATAカード、メモリも最大の1GB!改造熱が爆発しました。Vintage Computerの黎明期でもあり、改造パーツのテストマシンにもなりました。更なる改造のため、筐体をPower Mac 9500に換えました。
性能的にもかなり高く、しばらくの間十分満足しました。何よりも、改造を思う存分楽しめたので満足感が倍増しました。
2023年08月24日
iMac 25周年
特に米国では、20周年や30周年よりも四半世紀ということで、切りの良い数字と考えられています。おにぎり型で半透明の筐体、USBの採用、 スロットローディングのCDドライブ、レガシーインターフェースとの訣別と、今考えても本当に画期的なマシンでした。また、G3 CPUの搭載で1年前のプロモデルよりも高性能というのも、素晴らしいマシンでした。
このiMacの大ヒットにより、Appleは窮地を脱してその後の大躍進につながる、Appleの歴史上も重要な機種になると思います。そんなiMacですから、今のAppleユーザーは発売日は大行列だったのではないかと想像されるのではないかと思います。実のところはそうでもありませんでした。
今のようにSNSもなく、雑誌を熱心に読むMac ユーザーからは注目されていましたが、一般的にはそれほど認知されていませんでした。また、関心を持っていたユーザーも、オモチャ的な外観から様子を見ていた方も多かったのではないかと思います。
当時はまだApple Storeもなく、私の知人は発売日にパソコン店に行き、実機を見てみたら良さそうだったので購入してました。時代の違いを感じますね。
2023年06月29日
初めてのノートMac
価格的に難しいなら、中古ということも考えられるわけですが、当時のノートブックはデスクトップよりも性能は低く、少し古いマシンだと性能的に辛いものがありました。
そして渡米後1年ほど経った1998年末頃のことです。当時、週末にはコンピュータースワップミートに出かけていました。古いMacや周辺機器が驚くほどの安値で販売されています。ただし、基本As is、保証なしです。ここで、たくさんのVintage Macを仕入れて、Vintage Computer 設立の発端となりました。その日も、128K、SE/30、IIciやDaystarのアクセラはないかと、物色していたところ、なんとPowerBook 2400c/180 が売りに出されているではありませんか。その年の前半で既にディコンになっていましたが、PowerBook 2400c/240はまだ日本で販売中でした。しかし、お高いんでしょう。聞いてみると、なんと$300! これは安い、速攻で買いたいところですが、そんなに手持ちがない。取置きを頼んで、銀行におろしに行きました。
状態も良く、とてもラッキーでした。 コンピュータースワップミートには、オフフィスで入れ替えとなったパソコンを業者が一括で引き取って超安値販売されたりしています。PowerBook 2400cは、まだ入れ替えとなるように時期ではなかったのですが、想像するに小さすぎて使い物にならないと判断されて処分されたのかもしれませんね。
80MBにメモリ増強、そしてNewerのG3カードを入れて活用しました。出張には、仕事用のWindowsノートと、プライベート用のPowerBook 2400cの2台を持ち運んで使っていました。
後々、PowerBook 2400c用パーツの開発マシンとしても活用しました。思い出深い一台です。
2023年06月23日
2番目のMac, Power Mac 6300/160 -2
そこに登場したのがG3カードでした。Power Mac 6300/160のAlchemyそしてGazelle用にもG3カードが発売されました。L2 cacheスロットに挿すタイプです。Sonnetや日本のInterware社等から発売されましたが、やはりここは日本製が良いだろうと、Interware社のG3 240MHzカードにすることにしました。日本では当時大変メジャーだったInterware社のG3 カード、こちらではどこにでも売っているわけではありませんでした。しかし、なんと当時米国本格進出を目論んでいた同社は、米国オフィスを開設していました。しかも、自宅のすぐ近くです。早速電話して、直接購入が可能なことを確認しオフィスに出向きました。大きなビルの高層階のオフィスだったと記憶しています。日本人スタッフから、無事購入することができました。
G3 240MHz, メモリ136MB, HDD 8GB と、当時としてはかなり無敵なスペックとなりました。
2023年06月22日
2番目のMac, Power Mac 6300/160
Performa 6210がPPC 603 75MHzなのに対し、Power Mac 6300/160 がPPC 603e 160MHzで性能差は歴然。ロジックボードは、当時最新のAlchemy。しばらくは、十分満足な性能でした。
当時人気の高性能Macといえば、Power Mac 7xxxシリーズのPCI Mac。しかし、PCI Macは20万円以上で予算オーバー。そこに確か10万円ほどで発売されたPower Mac 6300/160が出て、飛びつきました。
程なくして、アメリカの駐在が決まり当然持っていくことに。渡米したのが、1997年の10月でした。そこで目の当たりにしたのが、周辺パーツの安さでした。本体の方は特に安くもないのですが、 周辺パーツの安さには驚きました。お陰で、アップグレードの楽しさを知ることに。
メモリは最大の136MB、PCI スロットにはビデオカードを増設、CSスロットにはEthernetカード、HDDは1.2GBから8GBへ。また、L2 Cache スロットを備えており、ここに Cache カードを入れて性能アップを図りました。そこから更に性能アップを図っていくことになります。
2023年06月17日
初めてのMac-3
せっかく、Macに慣れてむしろ得意になったのに。しかし、心配はしていませんでした。Macを自在に操つれるようになっていたので、Windows 95も戸惑うことはあれ職場で使うには特に問題ありません。ここで私は、先の成功体験からWindows PCを購入することにしました。IBM ThinkPad 535を購入しました。そしてWindows PCの雑誌も購読。しかし、楽しさが全面に出ていたMac雑誌と比べ、どうも勝手が違います。なんだか、学習参考書のような雰囲気が。それでも、Macでもすっかりパワーユーザーになっていたので、同じようにWindowsもモノにできるだろうとたかを括っていました。
しかし、なんかしっくりこない、楽しくない、そこで色々と弄ってカスタマイズ。 ところが、おかしくなってしまい、起動不能に。こんなことはMacでも経験済み。フロッピーが数十枚付属しており、これで再構築すれば良いのです。フロッピーから起動して、再インストール、これで復活!のはずが起動しない(涙)。徹夜で何度もやり直して、何とか起動、しかし購入した時の状態とは色々違う。そんなこんなで、Windowsにはすっかり苦手意識が芽生えてしまい、単純に使うことに徹することにしたのです。そして、Macの方は楽しくいじりまくることに。こうしてMac オタクが誕生しました。
2023年06月16日
初めてのMac-2
メモリは標準で8MBでしたが、8MB足して16MBにしました。そして同時に28.8kbpsのモデムも購入。苦手なパソコンでしたが、Performa 6210とMac Fan誌のお陰で苦手意識を克服しました。中でも、はまったのがNorton Disk Doctor。フリーズ連発など調子が悪い時にこれをかけると、大抵不具合が検出されました。そして修復すると、不具合も解消。ノートン先生がしっかり診断、治療してくれるアニメーションも面白かったです。また、ベンチマークも面白かったですね。少しでも性能を上げようと、オプションのL2キャッシュを装着してみたり。後にメモリは16MB 2枚の32MBに。とハードウェアのアップグレードの楽しさも味わいました。もちろんインターネットに接続して、niftyのフォーラムを楽しんだり。Mac Fan誌ではワープロや表計算でさえも、楽しい作業的に書いてあって不思議でしたが、その気持ちも少し理解できるようになりました。
記念すべき初めてのMy Mac でしたが、すぐに性能的に物足りなくなってきました。そして、1年ほどで2代目のMacを購入することになりました。
2023年06月15日
初めてのMac-1
私の場合、初めて使ったMacは、職場で使ったLC 630でした。OSは漢字Talk 7.5でした。当時は丁度オフィスにパソコンが導入され出した頃。1995年の前半のことでした。
今でこそMacオタクと言われている私ですが、当時は パソコンアレルギー。さっぱり分からずに苦手でした。前職のオフィスに遂にパソコンが導入されました。当時は、まだ全社的な動きではなく、部署ごとに導入を検討していました。私のいた部署は比較的早く導入。まだWindows 95の発売前で、Macが導入されたのも当然の流れではありました。もし、この時Windows 3.1が導入されていたら、私のパソコンアレルギーは続いていたかも。
さて、苦手なパソコンに四苦八苦。苦労して書類を作成したのに、爆弾が出て作業が水の泡になってしまったり、人にいちいち聞きながら、やたらと時間がかかったりと苦戦していました。
当時はMac OSも不安定、LC 630にはメモリが8MBしか搭載されておらず、特にWordは落ちまくってっましたね。
これはまずい!と、個人でMacを購入することにしました。そしてMac Fan誌も購入。 Mac Fan誌では、とにかく楽しいMacという感じで記事が展開されていました。これなら、何とかなるかも、と思ったものでした。しかし、Mac自体の操作やゲーム、ユーティリティソフトが楽しいというのは理解できましたが、ワープロやExcelまで楽しい!というスタンスで書いてあるのには驚いたというか違和感がありましたね。ともあれ、お陰で、苦手意識は薄れていきました。
2023年03月28日
トイレで懐かしい物に出会った?
コロナ禍以降、よく見かける消毒ワイプです。珍しくもないですが、名前と色合いに反応してしまいました。古くからのMacユーザーなら、わかっていただけるのではないでしょうか。
連想したのはこれです。
Macの古参ウィルスソフト Disinfectant です。 System 7 時代のウィルス対策の定番と言えばこれでした。というか、ほぼこれ一択。フリーソフトだったので、ほとんどのMacにはインストールされていたと思います。名前が似ているだけでなく、カラーリングも良く似ていますよね。
System 6からSystem 8まで、Macのウィルス対策を担っていました。OS 9でもまだまだ使われていたと思いますが、その頃にはこのソフトでは対応できないウィルスが増えて、また他のウィルスソフトも色々と出てきてその役目を終えました。
何か、懐かしい物に出会った気がしました。
2023年03月25日
完売御礼のVintage品
以前は主力商品でそれなりの価格で販売され、それが需要が低くなって在庫が残り価格を下げて販売、それで在庫は圧縮されるものの、まだ在庫が残り長期在庫となった商品です。それでも今回のように完売となります。長年販売されているからと安心していると、売り切れで2度と手に入らなくなるかもしれませんよ。
そのような商品、Vintage Computer にはまだまだたくさんあります。なくならないうちに、ゲット!
2023年03月24日
Power Macintosh の真相
予想された理由は以下。
3. 視覚研究の分野ではCRTモニタが適しているため。
3は正解だったようです。しかし、1と2は大外れでした。
こちらのスレッドで、研究室の一川真教授より正解が発表されました。マシンは、Power Macintosh 7600/200でした。そしてこのPower Macintosh 7600/200の用途は、なんとモニタスタンド。CRTモニタの高さ調整のために使用しているとのこと。ななななんと!ですが、確かにあの位の高さの丈夫な台というのは、他になかなかないかもしれません。
ただし、台専用ではなく実習演習で時々使うことがあるとのこと。
いや〜、最先端の研究にPower Macintosh 7600が東條したのも驚きでしたが、その用途も想像の上をいってました。恐るべし、千葉大研究チーム!
2023年03月17日
ヴィンテージ品、あるある
もう10年以上前ですが、Vintage Computerのオフィスに飛び込みのアメリカ人のお客様が来店されました。動作するApple IIeはないか?との問い合わせ。なんだか切羽詰まっているようです。この種の商品をお求めになるお客様のほとんどは、ヴィンテージ品、趣味のアイテムとして探しているのですが、このお客様は違いました。機械加工の制御マシンとしていまだにApple IIeを使われているとのこと。在庫はあったので、販売しました。「本当に助かった!」 とおっしゃっていました。日本だと、同様にPC98シリーズが制御マシンとして今でも使われているケースが結構あるようですね。
そういえば、私の古巣T自動車も、実験設備のモニタが壊れてしまった! ということで、元同僚に飛び込みされたことがありました。D-sub 15 pin の12インチモニタ。制御PCはMacではないのですが、IIgs用のモニタが同じD-sub 15 pin の12インチモニタなので、「これだ!」と言って持っていかれました。
いやしかし、案の定映らなかったということで返品。まー資金潤沢なT社のことですから、最新の設備に一新されたのじゃないかと思います。今思えば、モニタセンスをいじってやれば映ったのではないかと思います。
そんな感じで、今でも意外なところでVintage Apple, Mac が活躍していますね。
2023年03月16日
注目の研究を支えるPower Mac
私の目に留まったのは、研究の内容ではなく、使われているパソコン。Power Macintosh 7x00にブラウン管モニタ。まだ現役で使われているのかと驚きました。Power Mac 7300, 7500, 7600のいずれかですね。Power Macintosh G3 DTも同じ筐体ですが、細部が違うようです。私も以前G3カードを入れて使っていました。G3カードは入っているのか、HDDはSCSIか、あるいはATAカードが入っているのか。いろいろ気になります。
このマシンが今でも使われている理由を考えてみました。
1. 予算不足で、新しいMacが買えない。
2. 研究に長年使っているソフトがOS 9用で新しいPCでは使えず、過去のデーターの蓄積があるため、他の環境に移行できない。
多分2だろうとは思いますが、十分な予算があれば、最新環境に対応したソフト制作もできるでしょうから、両方の理由でしょうね。
20年ほど前は、Power Mac 7x00 シリーズで使えるパーツを各種扱っておりました。今では流石に取り扱いも少なくなりましたが、まだいくつかのパーツを扱っています。
Sonnet Tempo ATA66 TAT-66 980円
Apple PCI 10/100Base-T Fast Ethernet Card 2,980円
PCI Power Mac 用 112pin 1MB VRAM 2枚セット 980円
2023年01月25日
Lisa OSのソースコードがダウンロード可能に
1983年1月に発売されたLisaは、時代を超越する先進的な機能を持っていたものの、1万ドルの価格に、翌年Macが発売されたことにより、商業的失敗が決定づけられました。Lisa 2及びMac OSが走るMacintosh XLとして延命を図ったものの、多くのマシンが不良在庫化し、埋め立てられました。悲しいエピソードですね。
Appleアカデミックライセンス規約に同意する必要があり、Apple公認の公開ということのようですね。これで、エミュレーターなどの開発も活性化するかもしれません。
Macに飲み込まれてしまったLisaですが、マルチタスクに対応し、メモリ保護など、モダンOSの条件を備えており、明らかにMac OSよりも先進性がありました。それだけに、商業的には失敗しても、歴史的価値は高いと思います。
私もLisa 2/5とLisa 2/10を1台づつ保有しています。いずれもXprofileで稼働状態にしていましたが、Lisa 2/5は最近テストしてみたら、電源が入らなくなってしまっていました。ヴィンテージマシンのメンテはなかなか大変です。
2022年10月22日
Vintage Computer チャンネル第247回〜Apple IIc Flat Panel Display〜
超レアでなかなかお目にかかれない Vintage なApple製品も、こちらで紹介していきたいと思います。今回は、まさに超レアなApple IIc Flat Panel Display。
Apple IIcは、Apple II シリーズの中でもコンパクトな筐体で人気のあった機種です。通常は、コンポジットのブラウン管モニタを接続して使用しますが、コンパクトで軽量なLCD フラットパネルディスプレイが用意されていました。
こちらの、元箱入り欠品なしの動作品をご紹介します。
今回は、本品の販売はございませんが、今後も超レアアイテムをご紹介していきます。
2022年06月25日
Apple ProFile 10MB
Old Apple ファンならProFile HDDのことはご存知でしょう。Lisaの外付けHDDとして登場しました。
Lisaの上に乗っかっているのがProFile HDD、登場時の容量は5MB。インターフェースはSCSIでもなくParallel接続でした。それで、ProFile HDDと言えば5MBと思っている方が多いの思うのですが、10MBバージョンもあります。モデルナンバーは以下の通り。
5MB A9M0005
10MB A9M0100
10MBの方が圧倒的にレアで、現在も10MB版は希少価値が出ています。ProFile HDDお持ちの方、もし10MBだったら、不動品でも結構な値が付きますよ。
2022年06月23日
Internet Explorer が終焉
Internet Explorer のサポートが6/15日をもって終了したことが報じられています。サポートが終了しただけでなく、今後Windows アップデートを行うことで、Internet Explorer を起動してもEdgeにリダイレクトされるということで、大半の環境では実際に使えなくなります。
もちろん、これはWindows上の話。「なんで急に」なんて声も上がっているようですが、Vintage Computerで1台だけあるWindowsマシンも、何年も前にEdgeに移行しています。積極的に移行したわけではなく、MSが移行を随分前から呼びかけていたので仕方なくやった形でした。今更、「なんで急に」とは。
最近のApple ユーザーは知らないかもしれませんが、以前は Internet Explorer for Macが提供されており、Macでも一時はシェアナンバーワンでした。私が実質最初に使ったのが、Netscape Navigator 2.0。MS嫌いのMacユーザーも多かったのですが、Internet Explorer 3.0 for MacはNetscape よりも色んな面で優れており、私はすぐに移行しました。これが、1997年頃のお話。Mac OS 8.1からはデフォルトのWebブラウザとなっていました。その後、Internet Explorer 5.x for Macまで順調にアップデートされ、デフォルトのWebブラウザの地位は安泰かと思われました。ところが、2003年6月に開発終了を発表。サポートも2005年いっぱいで終了しました。
そして変わって登場したのがApple 謹製のSafari。そのレンダリングの速さは当時驚いたもので、 Internet Explorer for Mac終了のショックはすぐに癒えたのを覚えています。 Internet Explorer for Mac終了がSafariの開発を加速させたのは間違いなく、それがiOSのSafariの展開を容易にしたのは間違いないですね。 Internet Explorer for Macの開発終了は、MS痛恨のエラーではなかったでしょうか。
2022年05月21日
Macintosh Plus 起動!
最初はディスクを吸い込んでくれませんでしたが、 少し手を入れたら復活。無事起動しました。
まずは、Happy Mac。
デスクトップ画面とAbout this Mac
シンプルで完璧なGUIという感じがします。 できるだけ、残していきたいですね。
2022年01月15日
Mac OS 0.97 - macOS 12 Monterey
あれ?普通のOSではなく、System Toolsのディスクがあったり、なんでSysytem 7.1がないの?と思ったりツッコミどころもありますが、歴代のOSの動作が見られるのは楽しいものです。すっかり忘れていた機能も見ることができて面白いですね。Mac OSからOS X ネコ科、OS X 地名、macOS 地名と変わっていったのも面白い。
私はと言えば、1995年に初めて職場で漢字 Talk 7.5をLC 630 で触ったのが最初でした。その後、Vintage Computerを始めたこともあり、古いOSを触る機会も増えて7.5以前のOSもしっかりと体験しました。
MacのOSももうすぐ38年です。歳をとるはずだ!
2021年12月04日
Power Mac G4 MDDのパーツ、本体が入荷!
最強のOS 9マシン本体も入荷!
Power Mac G4 MDD 2003 1.25GHz Dual/2GB/120GB/SD OS 9起動対応 49,800円
そして、MDDでもっともネックになるパーツが電源です。これは超特価!
Power Mac G4 MDD 用 360W 純正電源 9,800円
Power Mac G4 MDD 用 400W 純正電源 7,800円
最強のCPUも入荷!
G4 1.42GHz 2MB L3 Dual MDD/FW800用CPUカード ヒートシンク付き 9,800円
ロジックボードは各種在庫ありでしたが、やはりOS 9対応のボードはずっと在庫なしでした。こちらも入荷!
Power Mac G4 MDD 167MHz Bus用ロジックボード 8,800円
Power Mac G4 MDD 133MHz Bus用ロジックボード 4,800円
ビデオカードも!
ATI Radeon 9000 Pro 64MB 3,980円
数年ぶりの入荷なので、お見逃しなく!